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合併症

急性合併症

緊急性の高い、命に係わる合併症です。年齢に関わらず予防の必要があります。

・糖尿病性ケトアシドーシス:インスリンの分泌が低下している場合に起こりやすい合併症です。ジュースなどの飲み過ぎで、一時的にインスリンの分泌が落ちることで起こる場合もあります。

・高血糖高浸透圧症候群:血糖が高くなりすぎて、脱水になったり、意識を失うことがあります。

慢性合併症

数年などの単位で徐々に進行する合併症です。簡単に言うと血管の老化、動脈硬化です。進行してしまうと元の状態に戻すことは出来ないので、進行予防が大事になります。

合併症を防ぐには、HbA1c 7%以下の達成が望ましいとされています。※HbA1cとは、1-2か月の血糖の平均を表す指標です。

糖尿病以外にも、血管を傷めやすい高血圧症、脂質異常症、喫煙も併せて改善する必要があります。

・細い血管の合併症:「しめじ」(それぞれの頭文字)

「し」神経:

しびれ、痛み、感覚が無くなるなどの症状が出ます。酷い場合は釘を踏んでも分からない場合があります。自律神経がやられると、便秘や下痢、たちくらみなどが起きることがあります。

→しびれなどの症状がある場合は教えてください。傷が出来ても気づかずに悪化することがあり、足の感染症や足切断につながることがあります。定期的に足のチェックをしましょう。乾燥がある場合は保湿もしましょう。

「め」眼:

失明の原因となることがあります。

→症状が出た頃には既に進行している場合もあります。定期的に眼科に通院しましょう。

「じ」腎臓:

透析の原因の疾患として1番多い原因が、糖尿病です。典型的には、尿蛋白が増えた後、腎機能が下がってきます。

→最近は腎機能の下がりを抑える4つの治療が話題になっており、透析になるまでの期間を延ばせるようになってきています。

 

・太い血管の合併症:「えのき」

血管が細くなったり(狭窄)、詰まってしまう(梗塞)ことで起こる病気です。

「え」壊疽(えそ):

足が腐ってしまうことです。足の血管が細くなり感染症などを合併したり、血管が詰まることで、足切断が必要になる場合があります。

→歩くと足が怠くなる、痛くなるなどの症状がある場合は、足の血管が細くなっている可能性がありますので、主治医に伝えてください。

「の」脳梗塞:

脳の血管が詰まり、手足の動きが悪くなったり、言葉がうまく出なくなったりなどの症状があります。

「き」狭心症・心筋梗塞:

心臓の血管が細くなったり、詰まってしまう状態です。胸の痛みが出る事が多いですが、糖尿病で神経が傷んでいる場合は、痛みが無い場合もあります。

→動いた時に胸の痛みがある場合は、循環器内科への受診が望ましいです。

 

・その他

癌(主に消化器系)、感染症、歯周病、認知症のリスクが上がることが言われています。胸のレントゲン、腹部超音波、便潜血の検診が推奨されます。

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